JSON の紹介 |
JSON (JavaScript Object Notation)は、軽量のデータ交換フォーマットです。人間にとって読み書きが容易で、マシンにとっても簡単にパースや生成を行なえる形式です。 JavaScriptプログラミング言語 (ECMA-262標準第3版 1999年12月)の一部をベースに作られています。 JSONは完全に言語から独立したテキスト形式ですが、C、C++、C#、Java、JavaScript、Perl、Python、その他多くのCファミリーの言語を使用するプログラマにとっては、馴染み深い規約が使われています。これらの性質が、 JSONを理想的なデータ交換言語にしています。
JSONは2つの構造を基にしています。
これらは普遍的なデータ構造です。つまり実質的に、現代の全てのプログラミング言語が、いずれの形にせよサポートしているということです。プログラミング言語の間で交換可能なデータ形式が、これらの構造に基づいているのは当然です。
JSONでは、以下の形式を持っています。
オブジェクトは、順序付けされない名前/値のペアのセットです。オブジェクトは、{
(左の中括弧)で始まり、}
(右の中括弧)で終わります。
各名前の後ろには、:
(コロン)が付きます。そして、名前/値のペアは、,
(コンマ)で区切られます。
配列は、順序付けされた値の集まりです。配列は、[
(左の大括弧)で始まり、]
(右の大括弧)で終わります。値は、,
(コンマ)で区切られます。
値は、2重引用符に囲まれた文字列、数値、true
、false
、null
、オブジェクト、配列です。これらの構造は、ネストできます。
文字列は、2重引用符で囲われてバックスラッシュエスケープされたゼロ文字以上のユニコード文字の集まりです。一つの文字も、一つの文字列として表されます。文字列は、CまたはJavaの文字列によく似ています。
数値も、8進数および16進数の形式が使われないことを除いて、CまたはJavaの数値によく似ています。
細かなエンコード表記を除けば、JSONの形式は完全にその言語を表しています。
トークンとトークンの間のどこにでも空白を挿入できます。